失敗しないための家づくり知識
新築を失敗しないために!
新築を購入するということは、一生に何度もあることではありません。
できることなら、納得のいく予算で大満足の家を持ちたいものですよね。
これから、新築をお考えの方には最低限実行していただきたいとおもうことを書き出しました。
これなしでも、充分に満足いくお家ができるかもしれません。
しかし、先にも書きましたが新築の購入は一生に何度もできることではありません。
失敗したから次に活かそう!なんてことはほとんどの方には難しいことです。
家づくりに失敗しないためにも・・・基本的なことをやってから新築購入を進めていただきたいとおもいます。
新しい家への希望を紙に書き出そう!
意外とされている方は少ないとおもいます。
紙に書き出すと、ご自身の希望や理想の整理もできてきますし、漠然と考えていたお家が徐々に形になり始めます。大事なことは、思っているだけではなく必ず『紙に書く』ということです。
予算:00000円
○ 2階建て
○ ガーデニングができる場所が欲しい
○ リビングはできるだけ広い方がいい
○ キッチンは対面がいい
キッチンにつけたいもの
・IHクッキングヒーター
・食器洗い乾燥機
・すべての収納を引き出し式に
○ お風呂には大きな窓があり中庭が見えるようにしたい。
○ 書斎(仕事場)が欲しい
○ トイレは1階と2階に欲しい
といった感じで、とにかく思いつくままに希望を書き出してみます。ご家族みんなの理想を“おもいつくままに”です。
この時点で、予算と合うはずがないとか非現実的だとか考えないようにしましょう。ご家族と意見が分かれても、とにかく書き出してください。あくまでも理想や夢なので、気楽な気持ちで楽しく取り組みましょう♪
ショールームやモデルハウスを見に行こう!
家族の希望が書き出せたら、実際に自分の目で色んなところを見てまわりましょう!
面倒ですが、一度やっておくと理想と現実のギャップから『こんなはずじゃなかった。』とおもうことが少なくなります。
まずはメーカーのショールームへ!
ここでは、水廻り(キッチン・お風呂・トイレ等)などを実際に見れます。各メーカーの特色やグレードごとのオプションなど、理想のものを探してみましょう。ショールームでは、押し売りのようなことはありません。安心して遊びに行ってくださいね。
モデルハウスでは、実際の部屋の広さなどが確認できます。
できれば以下のことを見ていただきたいとおもいます。
- 部屋の広さ ・・・ リビングなど何畳あるのかを聞き、“最低”どのくらいあるといいかを確認してください。
- 壁紙の雰囲気 ・・・ 打合せでは、壁紙の雰囲気というのがなかなか分かりづらいので、実際のお家で確かめます。
気に入ったものがあれば、写真を撮っておくなど後から確認できるようにするといいですね。 - フロアーの色や雰囲気 ・・・ これも写真では雰囲気が分かりにくいので、実際に見て確かめてください。
- バルコニーなどの広さの確認 ・・・ 実際見ると想像と違ったりすることもありますので、ぜひ確認を!
- 気に入った箇所の写真やメモをとる ・・・ それぞれのモデルハウスで『こんなのいいな』とおもった箇所を写真かメモで残しておくと便利です。
実際に見てみると、かなり具体的に理想の家を想像できるようになります。
モデルハウスでは、契約など急がないように一旦家に持ち帰って考えるようにしてくださいね!
建売のよさは、実際に目で見たものを購入できるというメリットがあり、失敗が少ないのが特徴です。
注文住宅の場合は、1から作っていきますので、出来る限り家族の希望を取り入れることができます。それぞれの特徴を考えて、ご家族にあった購入方法をご検討ください!
もう一度紙に書き出しましょう!
こうして実際の目で見た後に、面倒ですがもう一度理想を書き出します。
最初に書いたメモを確認しながら書いてください。
というのも、実際に見てまわると理想があいまいになってしまいがちです。
冷静な状態で書いた最初のメモは、ご家族の本当の理想が書かれています。以前の理想と、実物を見てまわった後の理想を比べながら書いていってください。
今回のメモは、かなり具体的になってきたとおもいます。
可能であれば、理想に優先順位をつけて置かれると業者との打合せで便利です。
① リビングは最低20畳欲しい
③ キッチンは対面で○○社の○○○というキッチンが理想
⑤ トイレは○○社の○○がいい
② ベランダは○畳くらい欲しい
⑥ お風呂にはテレビが欲しい(メーカーは特にこだわりなし)
④ 壁紙は基本的に白をベースにしたい
このように具体的なると理想的!どんどん、マイホームが形になりはじめましたね!
今使っている家具を見直しましょう!
新築にしたら、いまお使いの家具はどうされますか?すべて捨てて新しいものに買い替えるという方は、考えなくていい問題です。しかし、そうでない方は一度家具を見直してください。
家具には、思い入れがあって捨てられない・気に入っているので捨てられないというものがあります。そういった家具のことを無視して家を建ててしまうと、以下のような問題がおきてきます。
- 新しい家のイメージと家具のイメージが違いすぎて統一感のない家になってしまった。
- 大きな棚の置き場所がなく、納得いく配置ができなくなった。
- いただきものなので捨てられないのに、部屋すべてに収納を作ってしまって結局邪魔になった。
- 白で統一したキッチンを作ったのに、いま使っている木目の食器棚でイメージが壊れた。
- ウォークインクローゼットに入ると思っていた家具を業者に告げないままでいたら、できあがったら入らなかった。
後で相談したら、できあがる途中なら入ったので言って欲しかったと言われた。
などです。
家具をもう一度見直して、捨てられない家具をピックアップし大きさを測っておきましょう。
単純に捨てられないだけなら、それを使うお部屋にその家具の『置き場所』を確保してもらうようにしましょう。
色んな工夫で、今ある家具も新築で大活躍してくれるかもしれません。
捨てていい家具が決まっていれば、相談次第で作り付けの棚で収納がすっきりしたり、家具の購入が不要になったりもしますので、まずは家具の見直しを!!
いよいよ、業者に相談しましょう!
それでは、いよいよ業者に見積りを依頼してみましょう!
その際、恥ずかしいなどと思わずに、理想を書いたメモやモデルハウスで撮ってきた写真・雑誌の切り抜き・持っている家具の大きさを書いた紙などを業者に渡しましょう。
理想をある程度伝えたら、後は先方を信じて見積りとプランを依頼します。
ここで、あまりにガチガチに理想を言い過ぎると、かえっていい家ができないことになるかもしれません。
というのも業者はプロですので、色んなノウハウがありこちらが想像もしないような工夫で理想を現実にしてくれることもあります。
例えば、家庭菜園のスペースが欲しいので、庭は絶対に広くして欲しい・・・という理想があるとします。
しかし、家の広さを確保しようとすると、そこまで大きな庭はできない。
解決方法としては、屋上やベランダを家庭菜園のスペースにあてるということもできます。
庭を絶対に広くしなくても理想は実現できますので、その辺は業者を信じてプランを待ってみてください。
プランと見積りができたら、予算とすり合わせながら妥協するところは妥協し、絶対にしたいことはそう伝えてプランを予算に近づけていきましょう!
注文住宅では、クロスの色やフロア・ドアの色などから決めていくこともできますので、モデルルームで確認したことを活かしながら、楽しみながらお家を作ってくださいね!
最後に・・・
ここまで読んでくださいまして、本当にありがとうございます!
家づくりは面倒なことも多いですが、何度も書きますように人生の中で、そう何度もあることではありません。
多くの方は、ローンを組んで何十年と支払いをされるとおもいます。それなら、金額はできるだけ予算内で抑え、少しでも多くの希望を叶えられる家づくりを目指したいものですよね。
家への価値観は本当に人それぞれ。
家夢里では、そのご家族にあったご提案をさせていただきます。ご相談などお気軽にどうぞ!